虚空 (1987)

基本
作品名(英) Ko-Kū (the void)
作品名(独) Ko-Kū (die Leere)
作品記号 074
作品年 1987
ジャンル 室内楽
演奏時間 14分
楽器 ryuteki, perc
楽譜・譜面

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曲目解説

石井眞木, 1992年

この曲は、1987年に急逝した、日本太鼓のグループ「鼓童」の代表者河内敏夫氏を追悼した作品である。

ここでは龍笛の響きが虚空に飛翔(昇)し、ある心象を表すが、全体は、河内氏との生前の交友を追想するかたちで構成されている。そのため、氏の「鬼太鼓座」時代に私が書いた「モノクローム」や、「入破」などのリズム、旋律の断片が登場したりする。

なお、「虚空」は、龍笛を中心に、6人までの不確定な人数の打楽器奏者によって演奏される。今回は打楽器2人のヴァーションである。

初演:1987年4月/ベルリン・フィルハーモニー/龍笛独奏:赤尾三千子、打楽器:ベルリン・パーカッション、指揮:石井眞木